風神様荒ぶる季節到来

11月のフライト最終日。そこそこ暖かくて外で過ごすにはちょうど良いのですが、厄介なのは風の強さ。フライト開始前から北北西の風が終始吹き付けます。本格的な冬空でのフライトが始まるなぁと参加した17名、やや緊張の面持ちで運航開始となりました。

 

今日はその強い風の中での離着陸を安全に行える事がクラブのテーマ。滑走路脇の木々が工事等の影響で無くなっているので、昨シーズンとは滑走路上の気流も違ってきます。なので練習生はもちろん、ライセンシーも教官同乗の複座機でチェックフライトを実施しました。実際に飛んでみて、どこに注意するか、修正すべき箇所は何かを実感した上で、次回からのフライトに活かせるようにしています。

 

そしてよりによってこの難しい風のコンデイションの中、2年に1度の特定操縦技能審査を受審したのが鈴木(理)さんと私の2名。「(静穏だった)先週受けときゃいいのに~」と笑う稼教官の応援(?)を受けつつ、口述・実技審査共に無事合格。2人ともまた2年間は機長として搭乗できるようになりましたので、引き続き安全第一でフライトを楽しみたいと思います。

 

途中に曳航索の修理等を挟んで全18発のフライトになりましたが、とうとう風は収まらず。30分以上の滞空ポイント獲得は0。最長でも渡邊(隆)さん&佐々木教官ペアの27分。残りはほとんどバッタ飛び。

 

黄葉が進む岡崎城も上空まで足を延ばすせず、滑走路近くから眺めるだけでになりました。

 

また格納庫では単座練習機ASK23の耐空検査前整備がスタート。整備部の皆さんはフライトしつつも1日整備作業に頑張ってくださいました。お疲れ様でした。

(渡)