迫る台風、迫る期限

来週から飛騨エアパークで行われる秋季合宿に参加をするのですが、そこで飛ばすグライダー、デュオ・ディスカスの耐空検査を今日何としても実施しなければ後が無い。けれど今現在既に被害出るほどの勢力を持った台風14号が近づく影響で、台風本体からまだ離れた愛知県岡崎市も三連休は雨予報。なかなかに追い詰められた状態です。
それでも朝起きると日差しがあったり、午前中ならば雨が上がる時間帯ありという予報。そこに賭けて検査を実施すべく、機体整備部を中心に10名近くが集合。周期的にザッと降る雨に阻まれながらも準備を進め、お昼前には機体も飛行スタンバイ。となりました。なんとしても今日検査合格して、来週無事に飛騨へ持ち込むという皆の強い意志が雨を退けたようで、まさに「念じれば通ず」、私の好きな言葉です。

 

ですが飛行前のミーティングをしている間にも風向きが怪しくなったり、雨雲レーダーを見てもすぐに雨雲が近づいているようで、飛ばせるチャンスは検査飛行2回分のみ。佐々木教官の操縦で各種課目も無事クリア。耐空証明を得ることができました。

 

「書類は用意してきたけど、今日飛べるとは思ってなかったもんな~」とは井上耐空検査員のつぶやきでしたけど、その場にいた全員が同じ気持ちだったし、絶対に済ませたかった事もこなせて一安心。格納庫でもトレーラーの整備も完了して、遠征準備も整いまして、いよいよ秋の飛騨フライトへ出発となりました。

 

(渡)