浜松秋の陣!グライダー競技会

岡崎飛行クラブが所属している中部日本航空連盟3支部とヤマハソアリングさんの4チームで開催されるグライダー競技会に今年も精鋭揃いのチームで参戦しました。

 

制限時間内にどれだけ早く、高い高度を獲得できるかのルールなのですが、26~27日の2日間ともに時折青空になり日は差すものの、空域の大部分が雲に覆われた状態。上昇気流の出もイマイチになりそうな予感がするなか、岡崎チームは稼教官、いや稼参謀から各選手に技や飛行ルートの取り方が伝授されています。

 

練習飛行も一通り終えて、いざ競技スタート!!4チーム中最後発の岡崎のトップバッターは初参戦の松村さん。『初参戦の練習生は優勝できる!』のジンクスを引き継ぐ(=圧をかけられる)べく、過去のチャンピオンに見守られつついざ出撃。普段の練習の成果を存分に発揮して薄曇の中から見事上昇気流を探し当てて高度獲得!のっけから暫定1位という好結果!これは今年も勝てるぞと俄然やる気が増したチーム一同でした。

 

しかし、今年こそは優勝をと意気込むヤマハ、岐阜、浜北チームも負けてはいません。各機しっかりと滞空をしたようで、個人、団体ともに鍔迫り合いのまま1日目は終了。決着は翌日へと持ち越しになり、夜は浜松市内で親睦会。チームの垣根を越えて楽しい時間を過ごしました。

 

明けて競技2日目。勝ちを磐石にすべく名将石川監督、チームをライセンシー中心に編成。先鋒を任されたのは私(ナベ)でしたが、離陸用ワイヤーを切り離した高度が低くてデュオ・ディスカスの足の長さを持ってしても気流を探せず、あえなく帰還。少々苦しい展開のようです・・・。

 

それでもちょうど日差しが出たタイミングで選手として飛んだ稼教官。期待通りに上昇気流に乗って滞空を開始。気流自体が小さく弱いので、高さは無くてもしっかりと高度獲得となりました。

 

その後はベテラン勢が飛ぶも条件はしぼんでしまったようで滞空は無し。全チームが同じような状態なので最終結果は全く判らないまま結果発表を待つことに・・・。

 

で、今年の成績は・・・
個人の部、松村さん見事逃げ切り優勝!!初参戦ジンクスはやはり健在だったようです。2位の浜北チームの魚住さんを挟んで昨年の覇者、稼教官が3位入賞。

 

そして勿論団体の部も岡崎チームが優勝!!怒涛の五連覇達成となりました。ばんざ~~~~~い!!!!!

 

競技開始時には曇り空が少々不安でしたけれど、終わってみればまるっと競技を楽しめた2日間。実行委員を始め、準備から終了まで参加された各チームの皆さん、お疲れ様でした。来年もこうして東海地方のグライダー乗りが集まってワイワイと楽しみつつ腕を競える大会ができるように、それぞれのホームで腕を磨きましょう~♪

(渡)