残暑の中日常へ還る前にひとっ飛び

8月も後半戦、暦のうえでは”今は~もう秋~””なのにキビシイでは済まない暑さが続きます。そんな中でも強い日射から生まれる上昇気流を期待したクラブ員14名が集合。単座2機、複座1機でフライト開始となりました。

 

10:00頃から始まったフライトですが、最初のうちは日差しの割りには出来上がる上昇気流はイマイチなようで、「昨夜は地上がそんなに冷めなくて、温度差がそんなに無いのかも・・・」とは佐々木教官の予測。ポツポツと雲は出ているので、当たりを引けば上がれそうな気配はあるようです。

 

やがてお昼前になると本日のヤマ場を迎えたようで、30分以上の滞空が4連発。地上には暫しの間グライダーが無くなるようにもなるほど。地上で暑さを凌ぎながら待った甲斐があったようでした。

 

ですがやはり暑さが限界!飛行時間と機体のやりくりで各パイロットの搭乗が回ってくるのが意外に早く。午後いちにはほぼ全員が2巡してしまうほど。丁度曳航索の点検のタイミングだったので希望を確認すると、「飛びたいっ!!」と希望するメンバーがそこそこいる事が判明。ならば残りもしっかり飛べるようにとお待ちかねの(?)アイスタイム。索点検と合わせて1時間ほどじっくり体を休めてフライト再開となりました。

 

15:00過ぎの活動終盤になってくると、やや穏やかな気流になったようで、滞空よりも練習フライト向き。練習生の鈴木さんは計4フライトで技量向上の固め打ち。ソロ技量のある堀田さん渡邊(隆)さんも単独飛行で経験値アップに努めます。

 

またグライダーの離陸に大事なウインチ。夏は暖房冬は冷房完備の過酷な場所なので、少しでもオペレーターが運用を快適にできるようにとここ暫く作業をしてくださったチーフ・ウインチマンの山口さんのウインチ操縦席周りのリフレッシュも完了!保護柵を新しくしただけでなく、視界を確保しつつ涼を感じる簾も完備。山口さん、お疲れ様でしたっ!!

 

本日ラストを中村会長操縦のLS6の着陸で締めて、計30発。「ああ~明日から仕事だぁ・・・」とややヘコみながらも、楽しい夏休みを締めくくる事ができました。

 

 

(渡)