整備を頑張ったら、ブルーサーマルのご褒美
年に1度の滞空検査を控えている複座練習機のブラニク。通算5,000フライトの大台を迎える頃になったので、今回は久々の重整備。日曜ごとだけでは時間が足らないので、ここ最近は土曜日にも竹内整備士を中心に有志が集まり、機体各所の整備・点検が行われています。
この週末も雨の土曜には格納庫内で各部位ごとの重量計測。
そして日曜日には組み上げた機体をレーザー計測器を使って、詳細な寸法計測を実施。更に重量重心位置の確認等、作業内容はなかなかの量。お昼過ぎにはひと通りの整備・計測を済ませ、あとは次週以降に検査を待つのみとなりました。整備部を始め、作業に参加された皆さん、お疲れ様でした。
その後グライイダーはここしばらくの定番ラインナップ、デュオ・ディスカス、ディスカスの親子2機を用意。14時からのフライト開始になりました。
空を見上げると、雲一つない真っ青な岡崎市の空。上昇気流の目印になる積雲は全くのゼロ。それでも時折入る南風が風の変わり目の好条件を予感させてくれます。
いざ飛び始めると、やはり『当たり』の空。目印も何もない青一色の空の中、翼に受ける風『ブルーサーマル』を掴んだライセンシー、練習生は滞空開始。「今日は複座は20分で着陸」と決めていても、なかなか高度を下げられないという逆の意味でムズカシイフライトもあったようです。
残念ながら時間切れで2名がフライトでみませんでしたが、全10発のフライトで春の一日を締めくくる事ができました。
(渡)